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当ウェブサイトではJavascriptを使用しています。Javascriptを無効にしている場合、機能が制限されますのでご了承ください。 東京大学教員の著作を著者自らが語る広場 日本語 English UTokyo BiblioPlazaについて お知らせ お問い合わせ このサイトについて お知らせ お問い合わせ English 書籍検索 絞り込んで探す 全カテゴリー 総記 哲学 歴史 社会科学 自然科学 技術 産業 芸術 言語 文学 研究科・学部から探す 法学政治学研究科・法学部 工学系研究科 人文社会系研究科・文学部 理学系研究科・理学部 農学生命科学研究科・農学部 経済学研究科・経済学部 総合文化研究科・教養学部 教育学研究科・教育学部 薬学系研究科・薬学部 新領域創成科学研究科 情報理工学系研究科 情報学環・学際情報学府 公共政策大学院 附属図書館 医科学研究所 地震研究所 東洋文化研究所 社会科学研究所 生産技術研究所 史料編纂所 定量生命科学研究所 大気海洋研究所 先端科学技術研究センター 大学総合教育研究センター 相談支援研究開発センター 高大接続研究開発センター グローバル教育センター カブリ数物連携宇宙研究機構 未来ビジョン研究センター 総合研究博物館 日本・アジアに関する教育研究 情報基盤センター 空間情報科学研究センター バリアフリー支援室 産学協創推進本部 グローバルリーダー育成プログラム このページを印刷する 書籍名 全仕事 著者名 隈 研吾 判型など 352ページ、A5判 言語 日本語 発行年月日 2022年6月16日 ISBN コード 9784479393900 出版社 大和書房 出版社URL 書籍紹介ページ 学内図書館貸出状況(OPAC) 全仕事 英語版ページ指定 英語ページを見る この本の目次を見る この本の関連書籍を見る 建築家は、建築を設計するという仕事から卒業しつつあると僕は感じている。僕自身が卒業しつつあるだけではなく、建築家という職能が、建築物という「物体」を設計し図面をかく仕事から、撤退しつつあるし、撤退しなければならないと思うのである。   20世紀という工業社会、高度成長期には「物体」の生産が社会をまわすための重要な役割になっていたが、21世紀の今となっては、「物体」の生産は環境を破壊するだけの、迷惑きわまりない行為であるかもしれないからである。それよりは、もっと別の形で、都市や建築に対する考え方を伝えた方がいいのではないか。その方が、メッセージが人に強く伝わるのではないかと考えたのである。実際に僕の人生を振り返ってみると、「物体」の設計以外の仕事が、大きな割合を占めていたことが見えてきた。たとえば本を書くという作業にかなりの時間を割いていて、何10冊という本を出版したし、その多くは英語、中国語、韓国語に翻訳されている。本を書くと、自分の考え方が整理されるし、これから何を作ったらいいか、都市をどう考えればいいかも見えてくる。「建築は長持ちしていいですね。僕ら物書きが書いたものなんかすぐ忘れられます」と某作家にいわれたこともあるが、実際には「物体」の寿命は限られていて、テキストの方がずっと長持ちするとも考えられるのである。   大きな「物体」のかわりに、小さなパビリオンやインスタレーションをデザインする作業も、僕の人生の中で大きな割合をしめていた。大きな「物体」は、様々な経済や人の欲望、思惑がからみあう場で、デザインの自由度は想像以上に低い。パビリオンやインスタレーションなどの「小物体」は、そのようなしがらみが少ないので、自分の創造したいものを、シンプルに素直にみせることができ、世界に対してメッセージを発信することができるのである。   そういう見地に立って、僕の人生をとりあえず総括してみたのが、この「全仕事」という本である。その結果、大物体、小物体、著作の領域がからみあい、影響しあっている様子がよく見えてきて、とても興味深いものとなった。この3つの領域から構成される「三輪車」が僕をしっかりささえて、たおれないようにしている様子も見えた。一輪車より、三輪車の方が安定するのである。著作や「小物体」は景気にも経済にも、あまり影響を受けずに進められるので、何があるかわからない今の時代にも、前向きでいられるかもしれない。   (紹介文執筆者: 工学系研究科 / 特別教授室 特別教授・名誉教授 隈 研吾 / 2022) 本の目次 前書き 境界建築家/田舎と世界がネットでつながる/三輪車   全仕事   [第I期|1986─1991] キリスト教とハチャメチャ/境界人と反禁欲主義/装飾ではなくボロさ/ボロい幾何学   [自撰55作品|01─03] 01|10宅論/02|伊豆の風呂小屋/03|M2   [第II期|1992─2000] 建築は罪悪である/建築の消去/消去から庭へ/デジタルで形態ではなく、体験をつくる/タウトから関係と物質を教わる/ニューヨークで日本に出会う/バブル崩壊で小さな場所と出会う/梼原で職人と直接話す/東北で屋外にめざめる/ローコストこそ建築のテーマ   [自撰55作品|04─13] 04|亀老山展望台/05|オートマチック・ガーデン/06|水/ガラス/07|ベネチア・ビエンナーレ95 日本館会場構成/08|森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館/09|2005年日本国際博覧会基本構想/10|北上川・運河交流館 水の洞窟/11|那珂川町馬頭広重美術館/12|石の美術館/13|反オブジェクト   [第III期|2001─2015] 木の建築で大きな場所とつながる/中国でノイズにめざめる/冷戦建築から米中対立建築へ/捨てた猫を取り戻す/孔を開けて生命を吹き込む   [自撰55作品|14─41] 14|竹屋/15|One表参道/16|負ける建築/17|村井正誠記念美術館/18|織部の茶室/19|Lotus House/20|Krug×Kuma/21|ちょっ蔵広場/22|Tee Haus/23|カサ・アンブレラ/24|Water Branch House/25|根津美術館/26|GCプロソミュージアム・リサーチセンター/27|Glass/Wood House/28|セラミッククラウド/29|梼原 木橋ミュージアム/30|Memu Meadows/31|スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店/32|アオーレ長岡/33|浅草文化観光センター/34|800年後の方丈庵/35|マルセイユ現代美術センター/36|ブザンソン芸術文化センター/37|歌舞伎座/38|サニーヒルズジャパン/39|ダリウス・ミヨー音楽院/40|東京大学大学院 情報学環 ダイワユビキタス学術研究館/41|中国美術学院民芸博物館   [第IV期|2016─2022] 方法の発見/青山と森/切断でなく関係と継続/木という方法/粒子から量子へ/コーポラティブハウスからシェアハウスへ/アトリエからラボへ/グラフィック、ランドスケープ、ファブリック/田舎のネットワーク   [自撰55作品|42─55] 42|住箱/43|ポートランド日本庭園 カルチュラル・ヴィレッジ/44|V&A Dundee/45|The Exchange/46|明治神宮ミュージアム/47|国立競技場/48|点・線・面/49|高輪ゲートウェイ駅/50|ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム・武蔵野坐令和神社/51|東京工業大学Hisao & Hiroko Taki Plaza/52|村上春樹ライブラリー/53|グリーナブルヒルゼン/54|境町の「小さな建築」の街づくり/55|南三陸町の復興プロジェクト   後書き クレジット 関連情報 書籍紹介: 「1986年から2022年まで。建築家・隈研吾さんのすべてを振り返る大著『全仕事』」(『家庭画報』 2022年10月号/家庭画報.com 2022年10月6日) https://www.kateigaho.com/migaku/art/148606/ 「今月のブレーン編集部おすすめの本」 (『ブレーン』 2022年9月号) https://mag.sendenkaigi.com/brain/202209/book-select/024701.php   「隈研吾 新刊『全仕事』―― 建築家・隈研吾を“変え続けた”55の建築から浮かび上がる挑戦の軌跡」 (TECTURE MAG 2022年6月26日) https://mag.tecture.jp/culture/20220626-65341/   「大和書房から隈研吾の流儀 建築の最前線を掲載した渾身の一冊『全仕事』が発売」 (ADF web magazine 2022年6月23日) https://www.adfwebmagazine.jp/architect/daiwa-shobo-releases-zenjigyo-all-work-a-book-of-kengo-kumas-style-which-covers-the-forefront-of-architecture/ 関連書籍 隈 研吾『隈研吾 鎌倉に小さな英国アンティーク博物館をつくる訳』 隈 研吾『点・線・面』 隈 研吾『クマラボイントウホク』 隈 研吾『日本人はどう住まうべきか?』 隈 研吾『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』 隈 研吾『建築家、走る』 隈 研吾『和而不同』 このページを読んだ人は、こんなページも見ています @UTokyoBiblioPlazaon Twitter 書籍検索 本のカテゴリーから探す 総記 哲学 歴史 社会科学 自然科学 技術 産業 芸術 言語 文学 全カテゴリー 研究科・学部から探す 研究科・学部から探す 法学政治学研究科・法学部 工学系研究科 人文社会系研究科・文学部 理学系研究科・理学部 農学生命科学研究科・農学部 経済学研究科・経済学部 総合文化研究科・教養学部 教育学研究科・教育学部 薬学系研究科・薬学部 新領域創成科学研究科 情報理工学系研究科 情報学環・学際情報学府 公共政策大学院 附属図書館 医科学研究所 地震研究所 東洋文化研究所 社会科学研究所 生産技術研究所 史料編纂所 定量生命科学研究所 大気海洋研究所 先端科学技術研究センター 大学総合教育研究センター 相談支援研究開発センター 高大接続研究開発センター グローバル教育センター カブリ数物連携宇宙研究機構 未来ビジョン研究センター 総合研究博物館 日本・アジアに関する教育研究 情報基盤センター 空間情報科学研究センター バリアフリー支援室 産学協創推進本部 グローバルリーダー育成プログラム 東京大学の博士課程を修了した優秀な若手研究者による博士論文、助教論文またはこれらをもとに作成された著作物を著者の解説文と共にご紹介します。 このサイトについて サイトのご利用にあたって © 東京大学 UTokyo BiblioPlazaは東京大学の商標登録です

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